表具師による展覧会

第60回 表具内装工芸展


第60回という節目の回を迎え、10月には「大阪くらしの今昔館」で「表具内装工芸展第60回記念特別展」として、表具にまつわる様々な道具や材料、また掛軸や襖の内部の様子など表具をより知って頂くため、解説を含む展示会を開催し、11月には『おおさかものづくりコレクション2014』の協賛参加での出展と2回の展示会を開催させて頂きました。


  • とき:2014年11月16日(日曜)
  • 場所:ハービスAHLL ハービスOSAKA B2F

今年も沢山の方にご来場いただき、誠にありがとうございました。今回は昨年同様、大阪府職業能力開発協会主催『おおさかものづくりコレクション2014』の協賛参加での出展となり、今年も「ミニふすま製作教室」を開設。沢山のお子様に楽しんで頂けたようです。 今回は裏打ちのチャレンジコーナーを設置しました。ちょっと奥まったところだったので、気がつかれなかった方もいらっしゃったようです。裏打ちとは、お習字などの作品の裏に薄い和紙を貼り付ける作業です。こうすることによって、作品がピンと伸び「保存する」にも大変丈夫になります。作品につける和紙が薄いので、みなさん恐る恐る刷毛で撫でていらっしゃいましたが、表具に使用する紙は、世界に誇る日本の和紙。少々のことでは、なかなか破れません! ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。 また、来年は違った試行をこらし、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

2014年 第60回 表具内装工芸展


第60回 表具内装工芸展

アンケート結果


昨年に続き、おおさかものづくりコレクション協賛参加での表具内装工芸展となりました。今回も沢山の方々にご来場頂き、誠にありがとうございました。この会場へ移ってからは、今まで「表具」をご存じなかった多くの方にご来場いただけるようになり、さまざまなご質問を頂戴します。ありがたいことです。今回はチャレンジコーナーを設け、実際に裏打ち体験をしていただきました。「思った以上に難しい」「裏打ちってこんな風にするのですね〜」などのお言葉を頂き、改めて「知って頂くこと」の大切さを学ばせて頂きました。次回もまた、思考を凝らして何かイベントを開催したいと思っております。
アンケートにご回答いただきました方々には、貴重なお時間を割いて丁寧にご記入いただき誠に有り難うございました。

■ご来場者数:642人(当組合ブース・出入口集計/1日間)

  • 【何かひとこと】
  • 掛軸というのは古風なモノと思っていましたが、近代的な要素もありました。
  • 家で使えそうなものがあった。
  • 初めて見学させてもらい、作品作りに役立つ良いヒントを得ることができました。1日だけの開催でなく、複数日の展示をお願いします。
  • 忘れかけられた日本の「和」をフッと知ってもらえるようにがんばって欲しい。
  • 楽しく見られた。
  • 今までの中で、一番作品がりっぱなのが多かった。
  • 他の展示もあり、楽しかった。
  • 場所柄、少し物音がやかましかった。
  • 今、家にある絵を表具にして飾りたいと思った。
  • 伝統技術の上に、新しい試みがいろいろと見られてよかった。
  • 表具のさまざまな取り組みを「日本の住まい」の新しい方向性として模索し、見つけてゆける気がします。
  • 明るく賑わいがあって、楽しめました。
  • 日本人感を感じることができた。
  • 興味深い。
  • 修復された作品もとても良かった。新しいモノを作る力、過去のモノを残す力に対し敬意を持ちます。
  • 新しいデザインがあり、よかった。日本古来のモノはやはり良いと思います。
  • 楽しく過ごさせて頂きました。他にもブースがいろいろあり楽しかった。
  • にぎやかだけれど、静かな方がよかった。
  • 展示物の配置もよく、ゆっくりと見ることができました。

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